2021/03/11

美しき音色に魅せられて

 


ピアノは調律されて

美しい音色を奏でる


美しい音色の正体は

鍵盤を叩くとそこに繋がっている

ハンマーが弦を打ち

その振動が音波となって聞こえる

音の強弱、広がりはすべて計算に基づくもの


そもそもクラシック音楽は

極めてロジカルに組み立てられていて

メロディ、リズム、ハーモニーが

音楽理論に則って作られている


美しい音楽の背景には

理論、計算が隠れている


これはすべての美しいものに言えること

決して偶然の産物ではなく

計算され、調和し、バランスが取れているから

美しいのだ


でも忘れてはならないのは

そこに人間のエネルギーが乗るから

更なる感動、感激を引き起こす


ピアノがピアニストによって

奏でる音色が違うように

エネルギーが違い

創り出す世界観が違う


美しいものを創り出す人によって

その人らしさがあり

波動があり

その波動に共鳴する人が

惹かれ、感動するのだと思う


ハイヒールにも言えること

美学にも言えること


ハイヒールで正しく歩くには

綿密な計算がある

体重のかけ方、筋肉の引き上げ方

バランス、ポジション、タイミング

全てが完璧に整ったところに

正しく美しい歩き方が現れる


エレガントな女性を表現するには

仕草、視線、間、抑揚、体の使い方

全て準備され、計算された先に

醸し出せるオーラができ上がる


そこに内なるエネルギーが溢れ出て

その人らしさ、生き様が現れるのだと思う


人はそういうところに惹かれ

感動するのだ


大好きなピアノの音色に

隠れた秘密を見つけ

本物の美しき音色が恋しい日々


コンサートホールに響き渡る

音色に包まれる感覚に

宇宙にいるような崇高さを感じ

また鑑賞できる日が

待ち遠しいです


0 件のコメント:

コメントを投稿