坂道の向こう

 


ネイルサロンへ行った

コロナ以来久しぶりにお会いした

ネイリストさんだった

以前のお店では店長をされており

独立して今は個人でサロンをやられている


久しぶりで積もる話から

様々なことへと話題は移り

そして私の最近の出来事になった

すると、彼女も同じように店長時代に

悩み苦しんでいたことがあり

私の今の状況に深く共感してくださった


とても嬉しかった

心が緩んだ気がした


そして彼女はこうも言ってくれた

「動くときは一気に動く」

店長から独立してサロンを開きたいと思いつつ

なかなか動くことが出来なかったが

あるとき一気に動いてここまで来た、と


お客様の前では

いつも丁寧な接客、技術も一流で

そのプロ意識に尊敬しかなかったが

裏では涙もたくさん流していたことを知り

だからこそ、個人サロンオープン後もすぐ

予約でいっぱいの人気サロンであるのは

大いに納得だった


人には見えないたくさんの苦労、涙

でもそれは仕事への思いとお客様への思いが

あってこそのこと


そして自分が向かいたい方向を決めたら

ブレないこと

今の私にも深く刺さる言葉だった


とても癒され、心が浄化された帰り道

ふと景色が見えた


そこは坂が多い街

この街は実は私が前から惹かれる街の一つ


そしてはっとした

私が以前移り住みたいと思っていた街も

実は坂が多い街


私は坂がある街に惹かれるのだろうか

それに、坂はハイヒールにはなんとも辛い

ハイヒール上級者の街とも

言えるかもしれない


まだまだ危なっかしい足元

歩幅を最小限にして

それでもなるべく背筋は伸ばし

前を向いて歩いて帰った


もしかしたらこんな坂の多い街でも

ハイヒールを履いて歩けるようになるために

私の好みを坂の多い街に

してくれたのかもしれない


坂を難無く登れた先には

流した汗も涙も拭い去ってくれる

心地よい風が吹いている

見晴らしの良い景色が

待っているのかもしれない


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