本日は、フロム著『愛するということ』の中の
一節を綴りたい
自分自身を「信じている」者だけが、
他人にたいして誠実になれる。
なぜなら、自分に信念をもっている者だけが、
「自分は将来も現在と同じだろう、したがって
自分が予想しているとおりに感じ、行動するだろう」
という確信をもてるからだ。
自分自身にたいする信念は、他人にたいして
約束ができるための必須条件である。
そして、ニーチェが言ったように、
約束できるということが人間の最大の特徴であるから、
信念は人間が生きてゆくための前提条件の一つである。
愛に関していえば、重要なのは自分自身の愛にたいする
信念である。つまり、自分の愛は
信頼に値するものであり、他人のなかに愛を
生むことができる、と「信じる」ことである。
自分を信じること
そして自分を愛することが
相手への思いやり、愛の前提にある
自分を信じるということの意味を
今一度見つめ直したい
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Today's BGM
Mozart / Requiem
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