(Vol.1はコチラ)
夕方の予定は美学のレッスンだった
美学を教えるコーチとして
オンラインレッスンを行っている
今日のクライアントは初めての女性だ
先ほどの美しい音楽がまだ耳に残っており
優雅な時間に身を任せていたからか
今日は特にエネルギーが高まっている
新規のクライアントにも素敵なレッスンを
行うことができるような気がする
時間になりオンラインのコールをする
「はじめまして、本日はよろしくお願い致します」
第一声を意識し、エネルギーを込めて
挨拶をしたところで、はたと不思議な感覚を抱いた
画面に映った彼女は初めてのはずなのに
どこかで会った気がするのだ
内面、少し不思議な高揚感を抱きながら
コミュニケーションを続ける
すると彼女がこう言った
「実は、、、先ほどお会いしました」
「あぁ、あのカフェの…!」
そう、熱い視線を送っていた彼女だったのだ
「実はあのカフェによくいらしていたので
前からお見かけしていました
とてもエレガントな方で
どうしたらあんな風になれるのだろうと思いながら
いつも見ておりました
そうしたら、オンラインで美学のレッスンを
行っている方と知り、それならばぜひ受けてみたいと
お申し込みさせていただいたのです
今日は初回レッスンの前に
気分を高めるためにあのカフェに行っていました
そうしましたらいらっしゃったので
びっくりして思わず見惚れてしまっていました」
こちらもびっくりである
本当にどこで見られているか分からない
でもこんなに嬉しい出来事もあるわけだ
教える立場としてはもちろんのことだが
やはり、美学は日常にしか存在しないのである
嬉しさ恥ずかしさを堪えながら
彼女へこう返した
「ありがとうございます
見ていてくださったなんて嬉しい限りです
ですが、もし私のことを美しいと思ってくださったのなら
それは美学を知っているおかげです
日常の些細なことにまで美学を意識しているからこそ
美しいオーラを出すことができるのです
これは知って学べば誰にでも出来ることなのです
知るか、知らないか
やるか、やらないか、の違いです
こうやってレッスンを始められた今から
もう美しさの扉は開いています
レッスンを終える頃にはきっと
美しいオーラを纏い世界観を創り出すことが
出来るはずです
大切なのは日常から意識することです」
それを聞いた彼女の瞳は輝いていた
今回は100回目の投稿なので
少し趣向を変えてみた
これはあくまで私の理想のほんの一部だけれど
でもこうなれることを祈って
改めて、日常から美学を意識し続けていこうと思う
現在行っているモニターレッスンは
学びが多く、課題も多いが
回を重ねるたび自分の自信にもなっている
重い空気が漂う毎日だからこそ
美しい世界を自分で創り出していくこと
そして自分の生きたい世界で生きていくことが
とても大切
そのためにぜひ多くの方に
美学を知っていただきたいと思う
二回に渡り最後までお読みいただき
ありがとうございました
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