冬のファッションの定番は
タイツにスカート
ブーツは履かないと決めてから
常にハイヒールの
パンプスを履いている
けれど重大事件が起こった
なにかと言うと
タイツを着用してハイヒールを履くと
靴の中で僅かに滑るのだ
そして母指球に
体重が乗り辛いという
重大な出来事が起きてしまった
更には靴も僅かだが
サイズが大きく感じられ
指先も締め付けられるので
足裏の繊細な感覚も
掴み辛い
終いには
脚の運びに変な癖が
付き始めてしまった
これは致命的である
けれど、けれど
事実、今の季節は非常に寒い
タイツなしの素足は
ただでさえ寒いのが苦手な
私にはかなり酷である
多少滑ってもタイツを取るか
寒いのを我慢して素足になるか
悩んだ挙句
私は後者を選んだ
タイツを捨てたのだ
自分が本当に望むものは何か
そこだけに焦点を当てる
寒いことより
母指球に乗らないことの方が
私には辛い
私が望むのは母指球に
体重がきちんと乗ること
では、そう決めたら
いかに寒さ対策をするか
ここで掟を破ることにした
私の中のファッションの掟
パンツを履くことにした
しかし、私はそんなこと
今まで想定していないので
パンツを持っていない
けれどここでも
母指球に乗ることの方が
パンツスタイルになるより
遥かに大切なのである
急いでパンツを購入し
何とか素足になることに
踏ん切りがついた
ここで、なぜ
パンツスタイルを無しとしていたかを
改めて考えてみる
スタイルが良くないと言うのもあるが
根本的には
パンツスタイルが
私の思うエレガントな
スタイルだとは思えないから
どうしてもカジュアルに
思えてしまう
だがパンツを履くと決めたら
その中でいかにエレガントに
美しく出来るかを考える
まずは、脚のラインを隠さない
スカートの時には
膝上丈にして脚のラインを
出しているのに
パンツで隠してしまっては
意味がない
スキニータイプの
脚のラインがきちんと出るものにした
そして
スカートの時以上に
プラチナコースに見る
指先、足先までの意識をして
エレガントに見えるように
意識付ける
そしてどんな時も
膝が開かない意識
ヒップを寄せる意識も
徹底付ける
パンツなので尚更
意識しないといけない
これらを実践して
なるべくエレガントに見えるよう
工夫していこうと思う
そうすると
意外にも良い意識付けになって
これも悪くはない、と思えてくる
特にヒップの意識は
スカートだと抜けがちになるので
かえって良い
人間、考え方次第である
けれど、私は
圧倒的にスカートが好きなので
極寒の季節が過ぎたら
早々にパンツは卒業
あと1ヶ月ほどの
辛抱だと思うようにしたい
何よりも
自分が一番望むことに
焦点を当てること
おかげで
母指球に体重が乗るようになり
私の気持ちも
ほっと落ち着いた
例えファッションを
掟破りにしても
信念は曲げずに
貫いていきたい
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