2021/09/15

いつの間にか、叶っている

 


新入社員の頃

私は全国に支社がある大企業に勤めていて

しかも本社の綺麗なオフィスに勤務していた

いわゆる綺麗な女性が多く

周りのハイヒール率も

私の人生では一番高かったと思う


社会人になったばかりで

見るもの全てが新鮮で

しかも都会のど真ん中で、綺麗な働く女性たち

ハイヒールはやはり美しい女性にぴったりだと

その頃にハッキリと確信していた


ハイヒールのみならず

メイクをし、ネイルを施し、ワンピースと

アクセサリーを必ず身につけている周りの

女性たちは、私の何年後かの憧れの姿でもあった


それから10年以上が経ち

気付けば私が憧れていた彼女たちの年齢を越した

そんな今の私はどうだろう


ハイヒールを履き

メイクもネイルもワンピースも

当たり前のように身につけている

そう、気付けばある意味

憧れは叶っている今の自分がいる


東京のど真ん中の綺麗なオフィスという

環境とはだいぶ違うが

私自身のいわゆる当時思い描いていた女性像は

叶っている姿である


いつの間にか、叶っている


だから今の私が思い描く姿も

何年後かにいつの間にか、叶っている

そう思いたい

いや、そうなのだろうと思える


もう3、4年前になると思うが

当時の会社で部署の唯一の女性の先輩であった方と

久々にお会いした時に

「綺麗な女性になったね!」と言ってくださった

今の私からすると、幼すぎて

とても成熟した美しい女性とは程遠すぎるのだが

その先輩が知っている当時の私からしたら

ずいぶん変化していたのだろう


けれど、もし今お会いしたら

きっともっと良い意味で驚いてもらえるだろう、と

今は自信を持って思える


もちろん、まだまだ成熟した美しい女性とは

程遠いが、ハイヒールの哲学を学び

美学のコーチとなり、それからの変化は

それまでの数年の変化より遥かに大きいと

自覚して思える


憧れの美しい先輩の彼女に

ふと、会いたくなった

自信が無い頃からの私を知っている女性

今は自信を持って

彼女に会いに行けるような気がする



0 件のコメント:

コメントを投稿