【ハイヒールレッスン】
【美学のレッスン】
海外版Blog
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ハイヒールこそが
私の味方だと思う
久々に
心にガツンとくることがあり
感情が溢れてしまいそうに
なる瞬間があった
自分の気持ちに
収拾がつかない
そういう瞬間がある
別にそれは
その出来事だけに
気持ちが揺さぶられるわけではなく
それまでの積もった積み重ねで
気持ちが一杯になってしまう
生きていると
そういうことも
偶にはある
以前の私は
一人で泣いていた
誰にも見えない所で
一通り泣いて
化粧直しをして
何事も無かったように戻る
少しだけ
目尻が滲んだまま
今日は深呼吸をして
ハイヒールに足を入れた
少し暑くなってきたのと
夕方の時間のせいで
少し浮腫み
足が入れにくい
けれど
ハイヒールを履くと
背筋が伸びて
自然と母指球に
体重を乗せている
スッと自分の中に
筋が通り軸が出来る
この感覚
自分を落ち着かせ
“美しい自分”であることを
思い出し
囚われていた自分を離れ
美しい音楽や
崇高な場所や
憧れの女性たちを
思い出す
ゆっくりと深呼吸を
繰り返し
気持ちが落ち着いてくる
そうして
また元に戻ることが出来た
ハイヒールは
私の味方である
何も言わずに
私の足にそっと寄り添い
ここに戻っておいで、と
待っていてくれるかのよう
私にはそう感じる
ハイヒールは辛いとか
キツいとか、痛いとか
それは表面的な部分だけ
或いは誰かから聞いたことだけを
鵜呑みにしている
本当はそうではない
本当の自分
自信、美しさ、信念を
教えてくれる
或いは思い出させてくれる
最高のパートナー
そうなるまでには
うまく飼い慣らし
(星の王子さまのキツネのように)
分かり合える信頼関係を
根気強く結ぶ必要がある
それがストレッチであり
エクササイズである
誰にも分かってもらえなくても
自分だけが納得して
自分を信じて生きていくこと
それは孤独なようで
孤独ではない
本当は
周りの全てが味方で
愛であるということ
悔しくても
憎らしくても
腹立たしくても
そういうことがあるからこそ
愛や感謝や喜びを
思い出させてくれる
全ては私の為
そういったことを
思い出させてくれるものが
ハイヒール
ハイヒールは
私の味方である
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