『官能美コース』の
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前回の続きです
病的に細い体は良くないことは
分かっているし
体重を戻さなくてはいけないことは
百も承知
けれど、それでもやっぱり
体重が増えていく自分を
認めることができない
怖い、自分に価値が無いように
感じるのだ
何故なら圧倒的に世の中は
細いが良いとされる価値観
そんな訳で暫くは体重の増減を繰り返す
気分の浮き沈みも相当激しかった
このままでは自分らしく無いと思う姿と
世の中で良しとされている姿の板挟みに
いつも心は翻弄されていた
本当の自分はどうありたいのかを見つめ
ありのままの自分を受け入れることが
とても、とても難しかった
何年もかかって、前進、後退を繰り返し
ようやくありのままの自分の姿を
認められるようになったときに
克服と言うことができるようになったと思う
だから、こんな辛い経験をした私にとって
どうしてこんなにも単純に細いことこそが
良いとされるのか、さっぱり分からない
大体、人の体型や肌の色や性質について
他人が単純に価値や評価をつけること
それ自体がおかしなこと
価値は自分でつけるもの
言っておくが、細くありたい
痩せたい、と思うこと全てが
悪いと言っているのではない
それが自分の姿をきちんと見つめ
理想の自分とする姿になるために
本当に必要だと思うことならば
それはポジティブで歓迎すべきもの
誰かと比べるではなく
世の中の価値に照らし合わせるのでもなく
自分で決めた基準、価値観で
選んだものである
ここに大きな違いがある
私の場合、明らかに
世間の価値観に踊らされ
そこにしか焦点が合っていなかった
だから辛い経験となってしまった
心と体は繋がっている
だから、自分がありたいと思う
姿に焦点を当てることこそ
理想のBodyに近づく
何よりも近道なのである
変な思い込みや
間違ったフィルターを外し
ありのままの自分の姿を
見つめてみてほしい
裸の自分を見つめてみてほしい
これまでの人生を
生き抜いてきた自分の体は
たくさんの経験を覚えている
その体を自分でぎゅっと
抱きしめてみてほしい
皮膚は温かく、滑らかで
鼓動を感じ、柔らかな丸みを帯びた
自分の体を愛おしいと思えたときに
本当の理想のBodyが見えてくるはずだ
To Be Continued…
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Today’s BGM
Mozart / La ci darem la mano (Don Giovanni)
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