以前の私の価値観の一つに
可愛いと思われたい、があった
今は全くない
これは集団意識なのか、どこか日本の女性には
可愛いことが良しとされるところがある
人気がある、とか
異性に好かれる、とか
そもそも可愛いとは
子供や動物に対して向けられる
表現ではないだろうか
現に、私は通勤時に母親らしき女性が連れている幼児を見て
可愛い子だなぁ、と思ったりするのである
幼いもの、弱いもの、愛くるしいもの
そういうものに対して「可愛い」は向けられるのだと思う
それを成人女性に対して
しかも褒め言葉のように表現するのは
少し違和感を感じないだろうか
そういう私もつい最近までは
その価値観にどっぷりいたので
気持ちは分かる
女性はか弱いもの、守るべきもの
きっとまだそういう意識が男女ともに残っているから
褒め言葉として通用するのだと思う
でももう可愛いから卒業しよう
成人したての頃は確かに社会人も新人、赤ちゃんの状態
でも少なくとも、成人して数年経ったら
もう社会人もヨチヨチの赤ちゃんではなくなる
そこからは可愛いは卒業して
大人の女性を目指すべきだと今は思う
赤ちゃんのままでは
いつまで経っても自立できない
自分の力で生きていけない
自分の価値観に従って自分らしさを
開花することはできない
でも、本当はそういった中に
美しさや本当のその人の魅力はあるのである
私は可愛いに縛られていた頃は
確かに周りからの反応は良いけれど
どこか自分の中で違和感を感じていた
本当の自分の良さを見てくれているのだろうか、と
可愛いはいわばレールで
乗っかっていれば、取り敢えず王道は外さない
でもそれでは埋もれてしまう
貴方も彼女も同じなのである
それでは選ばれない
自分の魅力も開花されない
歳を重ねるごとに経験が増え、知識が増え
価値観が確立されていく
そこにその人自身の魅力があるし
それが美しさとなって現れるはずだ
だから可愛いからは卒業して
本当の美しい女性を価値観として目指していきたい
私にはそのためにハイヒールは無くてはならない
美学もしかり
可愛いから美しいへ
新たなステージを歩んでいく
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